ながぐつの2011年女子プロゴルファー各賞を発表! [ツアー記録]
みなさま新年あけましておめでとうございます。静岡県三島市の実家におります。結局ブログをお休みしたまま、データが十分整理できないまま、2011年が過ぎていきました。1日遅くなってしまいましたが、例によって、2011年女子プロゴルファー各賞を発表します。震災の影響で4試合が中止、多くのプロゴルファーが寄付したり慈善訪問したりしたことに拍手を送りたいと思います。今年もながぐつの個人的な好みで選んだものです。ご了承ください。
大賞 有村智恵
大賞は智恵ちゃんです。スタンレーレディス、CATレディース、森永製菓ウイダーレディスで勝ち3勝、通算10勝を挙げました。特にスタンレーでは1ラウンド中にホールインワンとアルバトロスの両方を達成するという離れ業をやってのけたのは記憶に新しいところです。手首の故障もありましたが名実ともに女子ゴルフと代表する選手になりました。キュートで笑顔がかわいい智恵ちゃんは、ブログのコメント数も1番ではないでしょうか。江里菜ちゃんをはじめ、智恵ちゃんの仲間たちとのユーモアある写真もすばらしく、本当に多くの人に愛される智恵ちゃんでした。
優秀選手賞 馬場ゆかり、上田桃子
ゆかりちゃんは相変わらず不運でなかなか優勝に届きませんでしたが、日本女子オープンで優勝。あと一歩で優勝を逃し続けたご褒美がメジャー優勝なんて、かっこうよすぎます!
そして、そして、ミズノクラシックで涙の復活優勝の桃ちゃんです! ながぐつは最終日に急遽観戦に行きました。追いつかれ苦しんだ末にプレーオフで優勝。ママさんの誕生日祝いとしては十分過ぎるプレゼントでした。ママさん、パパさんをはじめ周りの人たちの支えがあってこそで、桃ちゃんが感謝の気持ちを忘れないのもすばらしいです。ながぐつは目の前で優勝を初めて見届けて仲間達と喜びを分かち合えたし、ママさんにもお礼を言えたし、桃ちゃんママさんと応援団と撮った写真がスポーツ新聞にも載ったし、テレビ中継にも映ったし、この1年の中で最高の出来事のひとつでした。
大ブレーク賞 笠りつ子
りつ子ちゃんはながぐつは一昨年、頑張って欲しいで賞にあげていました。QTに通らず限られた試合しか出られなかった一昨年のシーズン、初シードを獲得した去シーズン、そして今シーズン、ついにニトリレディスで初優勝し、その前後から安定した成績を残し、堂々の賞金ランク10位です!
シーズンオフは同郷の古閑美保さんについてトレーニング、美保さんはりつ子ちゃんの成長をほんとに喜んでいましたね。高校の先輩、桃ちゃんのミズノ優勝時にもデジカメで桃ちゃんを撮っていたのが印象的で、誰からも愛されるキャラです。
これまではコースでもあまり人が付いていなかったし、ブログのコメント数も少なかったですが、ずっと成長を追っかけてきた選手がこうして活躍するのはながぐつはとても嬉しいです。
フレンドリー賞 佐伯三貴、金田久美子
三貴ちゃんは、ながぐつは3年連続でフレンドリー賞に選びました。去シーズン最終版に来て2勝目、今年もフンドーキンで優勝。後半伸びなかったものの、賞金ランク8位に入りました。相変わらず先輩後輩誰からも愛されています。
キンクミこと金田久美子ちゃんは相変わらずギャルファーで、先輩達からも久美ちゃんとかわいがられるかわいい子です。しかしアイスばっかり食べてるわけでなく、トレーニングの成果がフジサンケイへでの初優勝につながりました。ただ初日からトップに立って逃げ切るパターンで優勝できれば実力は本物だと思います。
外国人敢闘賞 全美貞 李知姫 フォンシャンシャン 葉莉英
ミジョンさんは3年連続の受賞です。今年もやや波がありましたが、賞金ランク6位に入りました。最後きっちりリコーでメジャーをとってしまうのはさすが実力者です。僕はミジョンさんの人柄がとても好きです。
イチヒさんはさすが実力者です。地味ですが、安定した成績を上げ、年間2勝、賞金ランキング2位でした。
フォンシャンシャンさんは彗星のごとく現れ、わずか11試合で2勝、賞金ランクも7位に入りました。葉莉英さんも子どもを中国に残しつつプレーし、ゴルフ5で念願の初優勝を飾りました。この2人の中国人選手に心から拍手を送りたいと思います。
一昨年この賞を受賞したた朴喜暎(パクヒヨン)ちゃんは日本ツアーに初めて参戦しましたが、鳴かず飛ばずでした。ながぐつは2回ついて回って、ボールももらいました。来年こそ頑張って欲しいです。
頑張って欲しいで賞 諸見里しのぶ 川原由維 原江里菜 竹村真琴
しのぶちゃんは今シーズン未勝利に終わり、賞金ランクも41位と試練の一年でした。同門の桃ちゃんが苦しんだ末に勝利をつかんだとき、しのぶちゃんが駆け寄って祝福したとたんに桃ちゃんは号泣、2人のきずなの強さを感じました。来シーズンはきっとしのぶちゃんの復活優勝がみられると思います。
そして2年連続川原由維ちゃんです。今シーズンはとうとう賞金ランク67位シード権を失いました。同じ茨城県出身の三塚優子りんは復活優勝。来年は由維ちゃんのお嬢様ファッションがグリーンで踊ることを期待したいです。
原江里菜ちゃんや竹村真琴ちゃんは今年もシードをとれませんでした。江里菜ちゃんは同期で大親友の智恵ちゃんが大活躍、真琴ちゃんも同期の藤本麻子ちゃんが初優勝したのに、出場8試合すべてで予選落ちして獲得賞金ゼロでした。頑張って欲しいです。
あと、大山志保さんも復活優勝、すばらしいです。
以上、ながぐつの独断と偏見で選んだ、2011年女子プロゴルファー各賞でした。え、今年もさくらちゃんが入っていないって? アンソンジュさんも入っていないって? 今年も部門別成績では、1位4位なんだし、賞金もたんまりもらっていますから、それで十分でしょう。アンさん、さくらちゃんファンの皆様、申し訳ありません。
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2011サントリーレデュス、アンソンジュさん優勝、過去全順位変動にみる強さの秘密 [ツアー記録]
またまたご無沙汰してしまいました。申し訳ありません。 依然として半端じゃない忙しさで・・・
さて、2011サントリーレデュスは、アンソンジュさんが見事優勝しました。アンさん、おめでとうございます。ながぐつはテレビ観戦もできなかったのですが、智恵ちゃんとのデッドヒートは見応えがあったのではないかと思います。
ながぐつは、サロンパスカップ優勝の時は現地で見ていましたが、このときも今回同様、ウイニングパットを「お先に」をしてしまいました。インタビューを聞いていると意外とナイーブですね。
さて以下はアンさんの全試合の順位を見たものです。
本人は4日間大会が苦手と言っていたようですが、今年になって2戦2勝です。また去年の最終日の順位を見てください。28位→12位→3位→3位→2位と徐々に上がっていき、今年は1位→1位です。完全に克服したと言っていいでしょう。
一番下に、ラウンドごとの平均順位を示しました。全試合の平均順位が14.8位→12.9位→10.3位→7.1位と、尻上がりに順位が上がっているのがわかります。つまり初日出遅れても、最後はそれなりの順位に来ています。どんな状態でもベストをつくすというのがアンさんの強さの秘密と言えるのではないでしょうか。
しかしサロンパスの現地観戦の時にも感じたのですが,日本人のギャラリーはアンさんよりは日本人選手を応援しているので、拍手はまばらです。陰で「憎たらしい」と話している人もいました。相手が智恵ちゃんだった今回は、特にそんな光景が目に浮かびます。最低限のマナーはもちろん守られていますが、気持ちよくプレーしてもらえるように気配りをしたいものです。
過去全記録にみる強さの秘密
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1勝の重みと50勝の重み-キンクミと不動プロ [ツアー記録]
すっかりご無沙汰してしまいました。仕事が半端ない忙しさです。この状況では、ながぐつ得意のデータ加工ができません。よって単なる感想になってしまいますが。
先々週のフジサンケイはキンクミこと金田久美子ちゃんが悲願の初優勝。そして先週のサイバーエージェントは不動裕理プロが堂々の通算50勝達成です。とちらも価値のある優勝と思います。
キンクミはおととし鳴り物入りでプロデビューしたものの、最初の10試合で8度予選落ちなど、さんざんな結果で、QTも通らず、昨年はわずか8試合しか出られませんでした。ながぐつはデビュー以来、ずっとブログをチェックしていますが、ギャルファーと言うにふさわしく、内容は主に遊びネタで、特に初年度は主食にアイスを食べたりとてもアスリートとは思えないような生活管理でした。ナイキさんがスポンサーについているのも、そういうぶっ飛んでいるところに魅力を感じたのだと思いますが、特に去年は出場機会が限られて本人も苦しかったと思います。
今年のオフに体を鍛え直したのが奏功したのか、7位タイ、12位タイと順調な滑り出しでした。そして3戦目、最終日の大爆発、大逆転で勝利を手にしました。おめでとうございます。
しかしこれはまだキンクミの実力ではないと思います。3日間優勝争いをして神経戦の末、手にしたものではないからです。何度も優勝争いをしても未勝利の選手がいるのに比べ、あまりにもあっさりと初勝利を手にしすぎました。同学年の森田理香子ちゃんが昨年、初日何度もトップに立ちながら崩れるのを繰り返し、ようやく去年大塚家具で初勝利をあげたのとは対照的でした。
彼女の真価が問われるのは、次の2勝目をどれだけ早くできるかでしょう。佐伯三貴ちゃんが史上最速で優勝した後、昨年の秋までなかなか2勝目をあげることができませんでした。将来を嘱望されながらまだ1勝しかできていない選手もたくさんいます。そういった中から抜け出すことができるか、です。
一方の不動さんです。35歳で50勝到達は岡本綾子さんを抜いて史上最年少だそうです。332試合で50勝です。2006年志保さんに賞金女王を譲り、2007年に桃ちゃんが賞金女王をとったときから、もう不動さんの時代は終わったと思いました。しかし今年ははや2勝です。華やかさはないが、経験と実力の差をまざまざと見せつけられた感じです。
昨年のような韓国勢の台頭に対し、日本勢はもっと若手が引っ張っていかなければなりませんが、不動さんが引っ張っている現状を見ると、しっかりしてほしいと思ってしまいます。
1勝の重みと50勝の重み、どちらも重いものです。両選手とも末永く活躍してほしいものです。
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気温別の平均観客数 [ツアー記録]
さて、いよいよ核心に迫ってきます。
今回は気温別の平均観客数です。2001年~2010年の全試合の会場の気温を、学生がLPGAのホームページとスポーツ新聞で調べました。その結果は以下の通りです。
ご覧の通り、30度までは、気温が上昇するにつれ、観客数も増加しますが、30度以上になると、観客数が減少するのがおわかりでしょう。確かに暑いのは嫌ですよね。
つまりこのことから、地球温暖化が進んで会場の気温が30度以上になる日が増えると、観客数が減るのではないかと言うことが、誰にでも予測がつくわけです。
次回は観客数を左右するその他の特殊要因について書きたいと思います。
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天候別の観客数 [ツアー記録]
関東の今日は雪になっています。ゴルフは雪が積もったらアウトですね、
さてそこで、観客数を左右する要因の分析、今回は天候別の観客数です。今回も2001~2010年の10年間の全ラウンドの平均値を計算しています。以下のグラフをご覧ください。
ごらんのように、 晴れの日が4648人と圧倒的で、曇りになると4000人を切り、雨になると3000人を切ります。明らかに天候の影響が大きいですね。
天候のデータは、学生がLPGAのホームページでまず調べ、載っていないラウンドは、図書館でスポーツ新聞で調べました。古い年代はホームページにはほとんど出ていなかったようです。
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ラウンド別平均観客数 [ツアー記録]
第3弾は、ラウンド別平均観客数です。以下をご覧ください。
一目瞭然、第4ラウンドの観客数が圧倒的に多いですね。第4ラウンドがあるのはメジャー大会+サントリーと言うことになります。大きな大会の最終日は、観客数がやはり多いのです。
前回の記事の通り、藍ちゃんが出る試合の観客数は多いわけですが、 米ツアーに本格参戦をしてからは、日本の試合はメジャーなどに限られているわけです。したがって藍ちゃんが出るから観客数が多いのか、メジャーだから多いのかは、メジャーの試合に限って藍ちゃんの出場不出場別の平均観客数を集計しないとわからないと言うことになります。
それについてはまた今度書きたいと思います。
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有名選手の出場・不出場別平均観客数 [ツアー記録]
有名選手の出場・不出場別平均観客数をお送りします。
過去10年の不動さん、さくらちゃん、藍ちゃんが出場した試合と出場しなかった試合の観客数の平均値を求めたのが、以下のグラフです。
ご覧の通り、藍ちゃんの出場試合の観客数が増えていることがわかります。さくらちゃんがそれに続き、不動さんもそれなりの効果があります。
2005年は藍ちゃんがまだ国内の試合をメインにしていたので、前回の記事で2005年の観客数が大きいのは藍ちゃんの影響も少なからずあると思います。
しかしそれ以降は、藍ちゃんはメジャーなどの数試合に絞って国内試合は出場しているので、藍ちゃん効果なのか、メジャーなどの効果なのかはこのデータだけでは判断できません。これらの条件を加味した影響力について、おいおい紹介していきたいと思います。
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過去10年間の女子ツアー平均観客数 [ツアー記録]
めっしゃ忙しくて更新する余裕がありません。申し訳ありません。
学生が今、「地球温暖化による女子ゴルフの試合における観客数の変動の予測」という卒論をやっています。僕がやらせた? いえ自主的です、いや、やらせたかな?
温暖化になっちゃうと、天気や気温が変化するので、天候に影響を受けやすい観客数はどう変化するの?という研究ですが、まず過去10年間の女子ツアー1ラウンドあたりの平均観客数を出しています。以下のグラフをご覧ください。()内はラウンド数です。
このように、観客数は年々増加していましたが、2010年は少し減少しました。日本勢がいまいち活躍しなかった影響でしょうか
2010ツアー、Per5の平均ストロークランキング [ツアー記録]
すっかりご無沙汰してしまいました。先週は卒論の概要書の締め切りなどがあり、めっちゃ忙しかったです。
さて、2010年のデータシリーズですが、今回はPer5ロングホールの平均ストロークを集計しました。20ラウンド以上回った選手の成績は以下のようになりました。
このように申ジエさんがやはり強いですね。Per5ですから飛ばし屋が有利だと思うのですが、上位に入っているのは タミー・ダーディン選手ぐらいですね。さくらちゃん、さすがですね。賞金ランク以上に上位に入っているのは。テレサ・ルー選手ですね。あと、桃ちゃんや加織ちゃんも賞金ランク以上の順位にきていますね。
しかしやはり韓国勢は安定していますね。
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2010年ツアー、出入りの激しいラウンドランキング [ツアー記録]
今大阪にいます。仕事が多忙でなかなか更新できずすみません。
さて今回は、2010年女子ツアーにおける、出入りの激しいラウンドのランキングをお届けします。
出入りの激しいラウンドとは、18ホールのうち「バーディー以上が3回以上、ボギー以下が3回以上」を1つのラウンドの中で記録した回数です。以下の表をご覧ください。
1位が33ラウンドで、真夕ちゃんと理香子ちゃんでした。この結果はなるほどの結果ですね。2人は優勝もありましたが、スコアを崩すことも多く、ムラのある成績でした。特に理香子ちゃんは優勝した試合では62を出したり、リコーや開幕時の試合でたびたび単独トップに立って崩れるパターンが多かったです。
久しぶりの優勝を飾った三貴ちゃんが3位に入っています。ルーキー麻子ちゃんも3位タイ、攻めていますね。優勝者はほとんどが20位までに入っていますので、やはりボギーを打つことを恐れず、攻めないと勝てないと言うことだと思います。
しかし少ない選手もいます。辛炫周さんや不動さんは19回で47位です。さくらちゃんは20回で43位、堅実なゴルフと言うことですね。桃ちゃんは18回で50位でした。
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