ながぐつの2009年女子プロゴルファー各賞を発表！ [その他]
2009年、とうとう最後の日となってしまいました。そこで今年を締めくくるにふさわしく、ながぐつの2009年女子プロゴルファー各賞を発表します。ながぐつ得意のデータに基づくものではなく、どちらかというと、個人的な好みで選んだものです。ご了承ください。でも桃ちゃんは特別扱いしていません。
大賞 諸見里しのぶ
しのぶちゃんは、言うまでもないことですが、前年まで1年に1勝ずつしかあげられなかったのが、今年一気に6勝、惜しくも賞金女王は逃しましたが、メジャー2勝は立派です。勝負弱いと言われていたのが、精神的にたくましくなったと思います。全34試合フル出場、予選落ちなしは立派です。特に夏場に強かった。
でも桃ちゃんとは対照的にナイーブな性格で、一時期ブログも長い間休んでいたし、精神的に決して楽ではなかったと思います。6月4日のブログでは「最近の私は悩み事が沢山あって、テンパってます(+_+) ゴルフにしても、プライベートにしても人生にしても…。こーゆー時って色んな事が重なってしまうんですよね…(-_-;)」 と書いています。この時点ではすでにサロンパスで1勝あげていましたが、いろいろきつかったのだと思います。
友人やファン思いでもあります。2月16日のブログでこんなことを書いています。「ハワイで開幕戦を頑張っていたMOMOに「この日本の恥さらしがっ」っとギャラリーの方がおっしゃっていたと・・・・・・・。私はその場にいたわけでなく、本人から直接聞いたわけでもないので、その方がどーゆー状況で何を見てその言葉が出てきたのかわかりませんが、あまり言って良い言葉ではないとおもいます。誰にだって悪い時はあるから！！ 外国で試合をするとき、日本の選手は必死で戦っているとおもいます。もちろん自分が勝つためでもありますが、日本人として世界で勝つために！！ 私たち選手は多くの皆様からの一言一言がすごく励みになります。だから、すごく沢山応援してほしい！！！・・・」 そして、ブログの記事の最後にはいつも「皆様もどうぞ、お体に気をつけてお仕事頑張って下さい」のような、ファンを気遣う言葉が必ず付いてきます。自分を克服し、結果を残し、しかも周りへの気配り、すばらしい選手だと思います。
優秀選手賞 上田桃子 宮里藍
桃ちゃん、藍ちゃんに共通するのは、過密なスケジュールの中、日米のツアーに出場し、しかも結果を残したことです。桃ちゃんは米ツアー18試合、日本ツアー12試合出場しました。時差ぼけに悩まされながら、日本でのアクサでの優勝をはじめ、カナディアンオープン2位タイなど立派でした。今年前半、苦しい時期が続きました。5月22日のブログでは 「思うようなGOLFが出来ず、ストレス溜まりまくるGOLFが続き、パターの入らない日が続き、日本食が恋しい日が続き… それでも、嫌でも明日は必ずきます。嬉しい事があれば悲しいこともあるしそのまた向こうには悲しみを知る人のみぞしる、嬉しい事が待っています。桃………我慢だよ。やるっきゃない。」 ほんと、苦しかったのに、後半戦よく盛り返しました。桃ちゃんも、友人思いでもあります。最終戦のリコーの前、賞金女王争いでデリケートになっているしのぶちゃんを焼き肉に誘って励ましました。前にしのぶちゃんが3勝目をあげたときの6月29日のブログが印象に残っています。「しのぶも苦しい時期があったと思います実際側で見ていて、しのぶらしくないなぁって感じた事は多々あったから。でも、いつもそこには黙って練習してる姿があったから今のしのぶがあると私は思っています！！」 このことはながぐつも「桃ちゃんとしのぶちゃんの友情（その３）」でも取り上げました。
藍ちゃんは、米ツアー22試合で優勝1回TOP10入り13回、日本ツアー8試合で優勝1回TOP10入り5回はすばらしかったです。マナー、ファン思い、友人思い、人間的に非の打ち所がありません。ながぐつも「藍ちゃんと桃ちゃんの友情」で書いたように、前半戦不調の桃ちゃんを食事に誘ったり、エビアンでも一緒に食事したりして・・・。そんな藍ちゃんは、エビアンで最高のご褒美を得たことは、ご存じのとおりです。
大ブレーク賞 有村智恵
今年一番ゴルフがうまくなったのは、なんと言っても智恵ちゃんでしょう。去年1勝、賞金ランク13位から今年一気に5勝、賞金ランク3位です。去年の後半調子が出ず、3連続予選落ちや、大塚家具の最終ホールでダボを打って優勝を逃すなど、苦しかったと思います。智恵ちゃんを支えているのはハングリー精神だと思います。同級生の佐藤のぞみちゃんが紹介した「智恵ちゃんとカラス」のエピソードや、ツアーでも持ち金がなくて江里菜ちゃんからしょっちゅう借りていたことなどがあげられます。誕生日Vなど、桃ちゃんとの共通点が多いことも、ながぐつは11/23のブログで書きました。
フレンドリー賞 佐伯三貴
三貴ちゃんは、残念ながら今年も通算2勝目をあげることができませんでした。とくに富士通では最終日FRONT9までトップに立ちながら、もう一歩及びませんでした。しかし後輩からも先輩からも一番愛されている選手だと思います。ながぐつも9月6日の記事をはじめ、何度か取り上げましたが、桃ちゃん、しのぶちゃん、智恵ちゃん、江里菜ちゃん、はてはキンクミこと金田久美子ちゃんにまで誕生日祝いやプレゼントを贈っています。先輩たちにも可愛がられ、古閑美保さん、前田久仁子さんのブログなどにたびたび登場します。江里菜ちゃんとの誕生日パイ投げのエピソードは、ブログ記事ベスト5に選びました。
外国人敢闘賞 全美貞 宋ボベ 朴喜暎
全ミジョンさんは今季4勝、賞金ランク4位と大活躍でした。SANKYOで残り2ホールで連続ダボをたたいて優勝を逃すといったこともありましたが、勝った試合は圧勝が多かったですね。ながぐつはミジョンさんのプレースタイルがとても好きです。日本人も模範とすべきと思います。
宋ボベさんは日本女子オープン、ミズノといった大舞台で優勝し、力を発揮しました。美保さんを韓国料理の店に誘ったり、日本人選手とも仲がいいです。
あと、ミズノで最終日桃ちゃんと同組で回って2位タイに入った朴喜暎選手を上げさせていただきました。桃ちゃんと同じく、去年がルーキーイヤーの22歳。米ツアー25試合に出場、賞金ランク20位TOP10入り6回です。プレースタイルは何となく桃ちゃんに似ているし、ながぐつ好みの端正な顔立ちで可愛らしいです。
頑張って欲しいで賞 大山志保 原江里菜 金田久美子 笠りつ子
志保さんは米ツアーに初挑戦しましたが、怪我に泣かされた1年でした。今も左肘の状態が悪く、今月17日に内視鏡手術を行ったそうです。来年は特別保障制度の適用を受け、日本でプレーするようですが、一日も早い完治を祈っています。
江里菜ちゃんは今年特に後半、大スランプに陥ってしまいました。予選落ち11回、最終戦リコーは最下位と、親友智恵ちゃんとは明暗を分けました。ブログでもいろいろ悩んでいる様子がうかがえます。来季の巻き返しを願っています。
キンクミこと金田久美子ちゃんは、今年最も期待された大型新人でしたが、賞金ランク54位とシード権に届かず、QTも86位タイと振るわず落ちてしまいました。彼女は可愛いし、キャラクターはそのままでもいいと思いますが、来年は8試合程度しか出られないでしょうし、あまり遊び歩かずに、基礎体力をつけて捲土重来を目指して欲しいです。
熊本びいきのながぐつは、最後に笠りつ子ちゃんをあげたいと思います。去年QTに落ちてしまい、今年8試合しか出場できず、賞金ランクちょうど100位でした。マスターズGCの時に桃ちゃんの1組前でプレーしていたので、ながぐつは生で彼女を見ることができました。今年のQTでは2日目までの成績ではほとんど上位進出不可能な位置から、3･4日目に盛り返して39位タイで通りました。来年は30試合弱には出場できるでしょう。今年の我慢が実り、良かったです。
以上、ながぐつの独断と偏見で選んだ、2009年女子プロゴルファー各賞でした。え、さくらちゃんが入っていないって？ 今年の部門別成績では、さくらちゃんがほとんどトップですから、それで十分と思って敢えて選びませんでした。さくらちゃんファンの皆様、申し訳ありません。
というわけで、これで今年のながぐつのブログは打ち止めです。今日実家の三島へ帰ります。皆様、良いお年をお迎えください。
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