プロゴルファーの1年間の必要経費 川原徹夫氏のブログから [その他]
前回のブログ更新頻度のランキングですが、一部間違っていました。川原由唯プロが、システムトラブルで12月以降更新していないとお伝えしましたが、お父様の川原徹夫氏のブログに間借りして継続しており、7日からは新しいブログを新装開店して、毎日記事を書いておられました。それを入れて集計し直した結果、由唯ちゃんが29.5回で彩子ちゃんの29.4回をわずかに抜いてトップに。お詫びして訂正させていただきます。
しかし、親子でほぼ毎日更新しているのは、この川原親子ぐらいかと思います。それもお父様の川原徹夫氏の記事は、半端じゃない充実ぶりです。毎日内容の濃い長い記事が朝の5時頃アップされています。由唯ちゃんは今年賞金ランク42位、8位タイが3回。小柄ですがファッショナブルでかわいいお嬢さんです。お父様ととても仲が良くて、お父様が時々キャディーも勤めておられます。
せっかくですので、その川原徹夫氏のブログの中に、興味深い記事がありましたので、紹介させていただきます。今年8月7日から8日にかけての2つの記事にプロゴルファーの1年間の必要経費がかかれています。
http://blog.golfdigest.co.jp/user/teppoh2/daily/200908/07
http://blog.golfdigest.co.jp/user/teppoh2/daily/200908/08/
1年間日本女子ツアーの全試合に出場すると、おおよそ700万円の費用がかかるそうです。その内訳は、以下の通りだそうです。1回の費用は、ホテル5万円、レンタカー4万円、交通費1~6万円、それに食費、キャディフィー帯同だとさらに10万円がかかるそうで、ハウスキャディーを使っても1日1万円。しめて20~25万円が1回にかかるそうです。つまり少なくとも予選は通らないと持ち出しと言うことになります。
したがって、年間700万円以上稼がないと、赤字と言うことになります。2009年、700万円を超えているのは、賞金ランク72位の佐藤のぞみちゃんまでで、73位の新井麻衣ちゃん以下は、ツアー賞金だけでは、赤字ってことになります。でもこの金額では、収入ゼロってことですから、シード権獲得ラインの1400万円稼いで、やっと人並みの年収が得られるということになるでしょう。
川原由唯ちゃんの場合、2003年のプロテストにトップ合格、10試合の出場権を獲得し、お父様が帯同されましたが、獲得賞金は159万円で赤字です。翌年のQTに落ちてしまって2004年は6試合しか出場できず、当然これでは必要経費が出ないので、一人で行かせることにて、233万円を獲得。試合以外の時はゴルフ場で働いて、何とか黒字になったそうです。翌年はQT通ったのですが、逆に全試合出場すると700万円かかるわけなので、うれしい反面、心配だったそうです。しかし幸いなことに2005年以降、由唯ちゃんは毎年1400万円以上を獲得し、何とかシード権をずっと獲得しています。
桃ちゃんをはじめとするトッププレーヤーは、スポンサーもたくさんついて、そんな心配はいらないのかもしれませんが、そんな選手はせいぜい50人ぐらいであって、大部分の選手は日々の生活費を得るのにも四苦八苦しているのです。厳しい世界です。
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ながぐつさん、走ってますか?
チーム桃子の場合はそんなもんじゃないでしょうね
倍なんてもんじゃない。10倍で済むかどうか
だから、桃ちゃんも頑張って稼がないとね
by 源さん (2009-12-25 07:19)
キビシー 世界ですね、自分の同級生で 競輪選手(現役)居るんですが体資本なんで、若い頃はスキーに誘っても行けないと言ってたのを思い出しました。 でも そいつ ハタチで当時1200万もするBMWに乗ってましたが、当時 30年前 賞金年収3000万越してましたから、競輪界は賞金1000万を超える選手200人以上いましたけど、プロ野球選手は3,50人ぐらいでした。
by taati (2009-12-25 17:25)
源さん、コメントありがとうございます。
走ってません。太るはずですね。
上記はツアーの参加費用ですね。これ以外にクラブとかウエアとか体のケアとか、もっといろいろかかるでしょうね。
桃ちゃんの場合はそうですね、何倍でしょうか。専属キャディーにコーチ、トレーナー、マネージャーなどなど、相当な人件費を払っているでしょうね。
さくらちゃんなどは、キッチンカーに専属の調理師まで常駐させているんですからね。この環境を考えると、トッププロとそうでない人の差は広がるばかりですね。
by ながぐつ (2009-12-25 22:11)
taatiさん、コメントありがとうございます。
競輪選手ですか~。30年前で3000万とは、相当なものですね~。
スポーツ選手は体がついていけなくなったら終わりですから、短い期間にたくさん稼がなきゃならないから、余計に大変ですね。
桃ちゃんも、40代になっても活躍できるように、基礎をしっかり作っておいて欲しいですね(*^_^*)
by ながぐつ (2009-12-25 22:18)
ながぐつさん ちわ 我々商売人も似たようなもんです。支払い終わると、あんまりお金残ってないしね。なんだか、そう言うところ個人経営者と似てます。余談ですが、アメブロは、会員数が多いんですか?私の昨夜書いたblogにアクセスが250件もありました。日頃、Sonnetはパソコンからしか解析見れないから、よくわかりませんが50件くらいでした。250件のうち、携帯からが150 パソコン経由が100くらい。携帯の会員が多いのかも?
by マスター (2009-12-26 12:40)
専業で生活できるプロが増えてきたのでゴルフのプロを目指すジュニアも精がでますね。一握りしか勝ち残ることができませんが他のスポーツに比べるとチャレンジできる人や可能性は多いように思いますね。
by hideta (2009-12-26 14:41)
マスター、コメントありがとうございます。個人経営者、ほんと大変なんですね。プロゴルファーも大変、大変。
アメプロでそんなにアクセス多いんですか。それは知りませんでした。う~ん。ちょっと食指が動きますね。
by ながぐつ (2009-12-27 04:48)
hidetaさん、コメントありがとうございます。
江連さんの山梨校開業をはじめ、ジュニア育成の環境、整ってきましたね。しかし、他のスポーツと比べるとチャレンジしやすいのでしょうか? 道具代とか、結構経費がかかるイメージがあるのですが。サッカーとか、ボール1個をウエア、シューズ1セットあればできますし・・・。
by ながぐつ (2009-12-27 04:57)
おつかれさまです。
日本シリーズに残ってくるようなプロなら、たくさんお金を稼いでるでしょうが、シードぎりぎりくらいなら遠征費、宿泊費やキャディー費、税金で手元にのころのは信じられないくらい少ないという話を聞きました。
ところで、ゴルフ界で三羽烏といえば、
倉本昌弘、湯原信光、羽川豊や、
横尾要、片山晋呉、宮本勝昌の三人の日大出身のプロゴルファーや
星野英正、矢野東、近藤智弘が思い浮かびます
しかし、大学ゴルフ界に文武両道3羽ガラスがいます。
東大法学部4年の高野隆
彼は朝日杯争奪日本学生ゴルフ選手権には4回出場し、6位に入った。他にも、日本学生ゴルフ選手権3回出場、日本アマ出場、トップクラスで活躍するスーパースターです。
九州大2年の永井貴之
彼は九州ジュニアゴルフ選手権4位、国体選手にも選ばれた。日本学生ゴルフ選手権出場などの結果を残している、全国大会の常連のスーパースターです。
和歌山県立医科大学医学部医学科1年の辻田晴也
彼は関西高等学校ゴルフ選手権2位、全国高等学校ゴルフ選手権に3回出場など全国大会の常連で、西日本医科総合体育大会2位,
関西学生秋季新人戦2位の実績を持つ選手です。。
文武両道3羽烏が将来プロゴルフ界で活躍すればなぁーと思います。
by スポーツ好き (2012-12-13 18:34)
コメント
by お名前(必須) (2016-09-06 12:13)