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米ツアー>HSBC、藍ちゃん優勝、開幕2連勝 [ツアー記録]

ご存じの通り、HSBCシンガポールは、藍ちゃんが-10で優勝、開幕2連勝を飾りました。藍ちゃん、おめでとうございます。我らが桃ちゃんも頑張りましたが、15位タイに終わりました。

ながぐつは優勝スコアを-12~-16、優勝の条件を①2回は67以下を出し、②4日間とも72以下で回ることと予想したわけですが、②だけ当たりました。藍ちゃんの優勝スコアは-10で、昨年の申ジエ選手の-11とほぼ同じになりました。各選手のレベルが上がっていると言っても、このコースは難しく、4日間ともアンダーパーで回ったのは、藍ちゃん一人、また、60台を3回出したのも藍ちゃんだけでした。以下の表をご覧ください。7位タイまでに入って選手は、いずれも最終日60台を出していますが、67を出したのは2人だけでした。

PositionPlayerTo ParR1R2R3R4
1Ai Miyazato-1069716969
2Cristie Kerr-868737168
T3Song-Hee Kim-769707567
T3Jiyai Shin-771717267
T3Yani Tseng-774677169
T3Suzann Pettersen-770707269
T7In-Kyung Kim-670727169
T7Vicky Hurst-673716969
T9Angela Stanford-568717470
T9Jee Young Lee-573736869
T9Sakura Yokomine-573716970
T9Na Yeon Choi-573697170
T9Hee Young Park-568746972
T9Juli Inkster-570706974

藍ちゃんの勝因は、技術に裏打ちされた精神力だと考えます。下のグラフをご覧ください。藍ちゃんは出だしの1・2番で連続ボギーをたたき、最終組が2番を終わった時点で一時-5に9人が並ぶという混戦になりました。先にプレーしているキムソンヒ選手やペテルセン選手が-7まで伸ばし、一時2打差を付けられることもありましたが、動じませんでした。中盤はクリスティ・カー選手にリードを許しますが、11番からの3連続バーディーで追いつき、15番で再びリードされても16番でまた逆転しました。18番のグリーンに上がってくるまで、自分が2打リードしていることは知らなかったといいます。11~13番の長いバーディーパットが入ってしまうツキを呼び込んだのも、終始自分のプレーを心がけたことが勝利を呼び込んだのでしょう。

HSBCシンガポール2010最終日推移グラフ.jpg

我らが桃ちゃんもおととしのSBSオープン以来の最終日最終組、しかも藍ちゃんとは初めての最終組のラウンドで、大いに盛り上げてくれました。7・8番の連続ボギーで首位と4打差の14位タイまで下がりながら、9番でイーグルを奪取して息を吹き返し、11番、13番でバーディーを取って-8、藍ちゃんと2打差に詰め寄りましたが、残り5ホールで2ボギー1ダブルボギーと崩れてしまいました。

恐らく、痛めていたふくらはぎが限界に来ていたのではないかと思います。バーディーを取った13番でその兆候がありました。ティーショットが右のラフへ、第2打グリーン右奥の林に行きました。ナイスリカバリーでバーディーを取ったものの、続く14番はティーショットをグリーン下にこぼして寄らず入らずのボギー。15番は第2打をまた右ラフへ、それでも攻めた結果、第3打を池に入れてしまってダブルボギーでした。せっかく仲良しで尊敬する藍ちゃんと最終日最終組で回ったのだから、桃ちゃんにはベストの状態で挑ませてあげたかったです。

藍ちゃんが米ツアーで優勝した、去年のエビアン、先週のHONDA、そしてこのHSBCに共通する条件があります。それは、藍ちゃんが優勝するときは、桃ちゃんと1回は、一緒の組で回っていることです。メディアによれば、昨日の試合後のコメントでも桃ちゃんと回ることを「最高です」と言っていたようで、恐らくリラックスして回れるのではないでしょうか。まさに桃ちゃんは勝利の女神です。

桃ちゃんは昨夜、ブログを更新していました。タイトルは「クッソー~」で、「今日だけは凹ませてもらいます・・・」と。桃ちゃんらしさは健在です。それでこそ、我らが桃ちゃん! 

桃ちゃんのラウンドデータの昨年との比較については、次回の記事に回したいと思います。

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